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第1回でユーモア賞、第3回でハートフル賞を受賞し、現在、映画監督芸人として活躍されている門田樹さんにインタビューしました。

芸人が映像コンテストに参戦

【足立区(以下、区)】
芸人として活動している門田さんが、なぜ自治体のCMコンテスト「あだワン」に応募したんですか?
【門田さん】
当時、後輩のANZEN漫才が足立区の歌をネタにしていたんです(ANZEN漫才のお二人は足立区出身)。そこで、ミュージックビデオみたいにして撮って、応募してみようかと話が出て、あだワンに応募しました。あだワン自体は、元々僕が自主映画を撮っていたこともあって、コンテスト情報サイトをよく見ていたので、そこで見つけたんだと思います。
【区】
映像制作はずっとされていたんですか?
【門田さん】
大学の時、映画を撮るサークルに入っていました。当初はドラマの脚本家になりたいとか、芸人になりたいとか、色々迷ってたんですよね。その頃には、ドラマの脚本コンテストで入賞したりもしていました。

きっかけは「あだワン」

【区】
あだワンの受賞作品はどちらもANZEN漫才さんと一緒に撮影をしたんですか?
【門田さん】
そうですね。第1回は撮影と編集をして、第3回は編集だったかな?だから応募者の名前、僕の名前でしょ?
【区】
ANZEN漫才さんのお二人が受賞されているみたいに見えますが、門田さんのご尽力があったんですね(驚)。映像コンテストの受賞も初めてだったんですか?
【門田さん】
映像コンテストに応募したのはあだワンが初めてでした。初めての応募で、初めての入賞ですね。
【区】
初応募&初受賞だったんですね!?しかも、芸人をやりながら映像制作もしていて。
【門田さん】
芸人としてネタを考える時に、映像制作も似た感覚があるのかな。このシーンが続くと飽きちゃうから切り替えてみようかなって考えることが、どちらにも共通しているのかもしれないですね。
【区】
芸人と映像制作の両方をやっている方しかわからない感覚ですね。
あだワンに応募した当時はどんな感じだったんですか?
【門田さん】
当時は正直、ANZEN漫才にとっても僕にとっても、受賞で話題になるといいなっていう、打算的な部分はありましたね。でも、今振り返ると、僕にとってあだワンは映像をやるきっかけになったんですよね。ANZEN漫才も足立区と繋がるきっかけになったっていうのは、たぶん美味しいんじゃないですかね(笑)。

「映画監督芸人」の多彩な活動

【区】
現在は、どんな肩書でお仕事をされているんですか?
【門田さん】
今は自分で“映画監督芸人”と名乗って仕事をしています(笑)。他にいないので付けてみました。
【区】
唯一なんですね。確かに他では聞いたことがないです。
今はどんな映像のお仕事をされてるんですか?
【門田さん】
バンドやミュージシャンの方のミュージックビデオを撮ってますね。少し前には、ANZEN漫才のあらぽんのミュージックビデオも作りました。ちなみに、初めてミュージックビデオを撮ったのもあだワンの時だったと思います。
あとは、短編映画のお仕事とかもいただいていてます。でも、映画祭の司会とかもっと映画のお仕事がしたいですね。
【区】
門田さんは映像制作が好きなんですね~。好きなことを仕事にできることは幸せですね。
【門田さん】
芸人が一番好きだけど、ご飯は映像で食べてる感じですね(笑)。

まずは作品を作ること

【区】
今後、あだワンに応募してみようという方にアドバイスはありますか?
【門田さん】
短編映画を撮った方が、あだワンに応募するよりコスパがいいよって思いますかね。短編映画は色々なコンテストに応募できるけど、あだワンだとあだワンにしか出せないので(笑)。でも、その分倍率は低いから、賞は取りやすいかも!?
でも、あだワンのいいところは、「足立愛さえあればいい」っていうような評価基準が明確だから、審査に納得できるかな。あとは、CMコンテストだとチームで考える時も意見とか方向性がまとまりやすいからいいですよね。
【区】
「足立愛さえあればいい」っていうブレないテーマの中で、チームで楽しく映像を制作できるのが、やっぱり、このあだワンの魅力なんですね。
最後に、映像制作に携わる方への応援メッセージをお願いします!
【門田さん】
僕のツイッターでバズった「JKに声かけてみた」は、テレビのオーディションに落ちたやつをネットにあげたらバズったんです。だから、まずは作品を作ってみましょう。映像の世界は作品さえあればうまくいく可能性が大いにあるんで!

PROFILE

1983年千葉県生まれ。
お笑いコンビ、元エーデルワイスとして活動すると同時に、監督作品が数々の映画祭で受賞。現在は、映画監督芸人として、漫才と映像制作(短編映画やMV等)を同じペースで行っている。

第1回ユーモア賞受賞作品
「ANZEN漫才の『足立区の歌』」

第3回ハートフル賞受賞作品
「足立区の唄」

ミュージックビデオ監督作品
「ひょうたんたたん」(ANZEN漫才あらぽん)