「あだちワンダフルCMグランプリ」

受賞者インタビュー

第3回あだワンCMグランプリでグランプリを受賞された川島直人さんが、「高崎グラフィティ。」で映画監督としてデビューされました!おめでとうございます! 早速インタビューにお邪魔して、あだワンのことや映像制作についてお伺いしました。インタビューの最後には、川島監督からあだワン応募者の皆さんに向けたメッセージもいただきました。

川島直人監督インタビュー!

― 足立区にはどんなイメージがありましたか?

うーん・・・イメージというと難しいですが、学生時代八潮市で過ごしていたので、(お隣の)足立区には東京ではあるけれど親近感を持っていました。

― あだワンに応募しようとしたのはなぜですか?

今年あだワンは何回目ですか?8回目ですか~僕が3回目でしたから5年前ですね。 当時日芸(日本大学芸術学部)の3年生で、同じ映画サークルの仲間が授業の一環で映画製作に集中するなか、外に向けてなにか作りたい、そこで認められたいという思いが出てきました。そこでコンペに挑戦したいと思い、高校時代足立学園に通っていて馴染みのある足立区のCMを作ってみようと思い応募しました。

― 第3回あだワンCMグランプリのグランプリ作品「いつまでも歩みたい場所」は、どこで撮影しましたか?

北千住の河川敷で撮影しました。男子生徒役は同じ大学の同期、女子生徒役は大学の後輩の役者にお願いして。 男子生徒が持っていたカバンは、実は僕の足立学園時代のものを使っています。 映画を撮り始めた頃は、北千住の商店街や土手で撮影していました。(川島監督がカメラマンをつとめた自主映画「オクルコトバ」で千住のまちや荒川土手が登場します)

― グランプリを受賞したあだワンの授賞式の様子はいかがでしたか?

プラネタリウム(ギャラクシティ)での授賞式でしたよね。J:COM足立さんから取材を受けてつい生意気なことを言ってしまったことを覚えています(笑)。 あと、授賞式に私服で行こうとしたら、祖母や両親から「人前に出るならスーツを着なさい!」と強く言われ、映像のコンテストでスーツはダサいと思いましたが、しぶしぶ成人式のときのスーツを着て授賞式に出席しました。それだけ家族も喜んでいたんですけどね。

― あだワンでグランプリを受賞して、周りの反応はいかがでしたか?

家族や友人がとても喜んでくれて、あだワンでグランプリを受賞したことで自信になりました。あだワンが人生で初めての賞であり、あだワンをスタートに、FOX短編映画際で最優秀賞を獲得するなど次第に評価されるようになり、映像制作をどんどん前向きに進めていくことができました。

― 今回監督として撮影した「高崎グラフィティ。」の舞台はなぜ高崎だったのでしょうか?

カメラマンが高崎出身で、僕の青春時代の原体験に近い雰囲気が残っている高崎を舞台にしました。映画中に出てくる河川敷で発煙筒を焚くシーンは、足立学園に通っているときに河川敷で仲間たちと遊んでいて気がついたら東武線の始発が通っていったという実体験を再現するため、高崎でも同じ場所を何とか探してもらいました。運よくぎりぎり高崎市で見つかり、撮影にこぎつけました。実は足立区のエッセンスも盛り込まれているんです。

― 主演の佐藤玲さんとは同級生と映画上映後にお話されていましたが、大学の同級生ですか?

そうなんです。日芸に在学中、当時すでに女優として活躍していた佐藤さんは有名だったのですが、突然ツイッターのDMが届いたんです。「卒業後も一緒に映画を作っていきたい」と。かなり驚きましたよ~女優さんから連絡が来るなんて何かの冗談かなと(笑)。でもそれをチャンス!と思い、卒業後彼女と日芸のカメラマンと映画を作っていくことになりました。

― 映画「高崎グラフィティ。」の監督として、撮影中楽しかったこと、難しかったことはありますか?

楽しかった記憶がほとんどですが、役者5人に今までの役者としての型を崩してもらうことが難しかったですね。 思い描く映画を作るために、時にはきつい事も言ってプライドを折っていくこともしました。

― 映画監督の難しさってどんなところですか?

YES・NOなどの判断が全部自分の責任になるのが大変でした。色々な人の意見を聞きすぎて取り込んでいくと自分のやりたいことが不十分になってしまうので、人の気持ちが分からないぐらいのほうが監督としてはやりやすいのかもしれません。そこが監督として難しいところですね。

― 今後の目標は何でしょうか?

今回映画を撮ったことで、いろいろな人に出会えました。15年ぶりに会う幼馴染、高校時代けんか別れした友人が映画を見に来てくれたり、こうしてあだワンの皆さんが取材に来てくれたり。 今後も一生懸命映画を撮影していきたいです。今後は海外にも視野を広げてもっと色々な人が集まる映画を撮っていけたらと思っています。

― もし機会があって、足立区で長編映画を撮影できることがあれば、考えてもらえますか?

機会があれば、足立区でも映画を撮ってみたいですね。足立区はすごく好きで、土地もすごく面白いと思います。 川があって、川のこちら側と向こう側で感覚が違うとか。

― 最後に、あだワンへの応募を考えている方へ、メッセージをいただけますか?

足立区を好きなら、映像を撮ってみてください。 撮ることで、自分は足立区のどこが好きなのかを掘り下げることができて、自分を再発見できることが面白いと思います。 皆さんぜひ楽しんであだワンに応募してください。