第9回キッズパフォーマンス集団ほしかぜの作品で、スタッフとして関わったことがあだワン応募の始まりでした。賞を獲れなかったことが悔しくて、「次は受賞できる作品をつくりたい!」と、リベンジ魂に火がつき、映像に目覚めました。
第10回は、当時2歳になる三女と公園巡りをして写真を撮っていた時に、これを作品にしようってひらめいて。それが「足立区の公園を歩く。」でした。まさかグランプリに選ばれるとは思ってもいなかったので驚きましたね。
スペシャルコメント
第10回でグランプリを受賞した
伊勢新九朗さんに
インタビューしました。
裏方としても活躍し
ご自身が関わった作品では、
第11回グランプリ、第12回監督賞、
第13回特別賞も受賞されています。
伊勢新九朗さんに
インタビューしました。
裏方としても活躍し
ご自身が関わった作品では、
第11回グランプリ、第12回監督賞、
第13回特別賞も受賞されています。
リベンジ魂で
2年連続グランプリ獲得!
伊勢さん
区
満場一致で一位でしたよ。今までありそうでなかったっていうのが審査委員たちからの意見でした。あの作品は、あだワンの原点回帰だと思っています。
伊勢さん
第9回から毎年あだワンに応募していますけど、あの作品が僕の中では一番だと思っていて。大部分をスマホで撮影したので画質は良くはないんですけど、シンプルで分かりやすく、まさにCMかなと。
グランプリを獲ったことで、ほしかぜの子たちから「また一緒にやろうよ」って言われて、第11回では、子どもたちのアイディアを元に僕が脚本を書きました。それが「【東京都23区(ク)イズ】犯人を探せ!」です。みんなで足立区をかけずりまわって作りました。表彰式で子どもたちが喜ぶ姿は今でも忘れられませんね。
グランプリを獲ったことで、ほしかぜの子たちから「また一緒にやろうよ」って言われて、第11回では、子どもたちのアイディアを元に僕が脚本を書きました。それが「【東京都23区(ク)イズ】犯人を探せ!」です。みんなで足立区をかけずりまわって作りました。表彰式で子どもたちが喜ぶ姿は今でも忘れられませんね。
区
脚本はこれまでも書いたことがあったんですか?
伊勢さん
映画学校で脚本ゼミにいたんですよね。全体の構成を考えて本を作ることが仕事なので、脚本も同じような感覚ではありますね。これまでのあだワン作品を隅から隅までインプットして、そこで学んだ知見と、これまでの自身の経験を融合させて、アウトプットしたイメージです。
第12回は物語に挑戦したくて、宇宙人くんが主役の「ボク、足立区民ニナリマス。」を作りました。グランプリは逃しましたけど、監督賞をいただき、足立区の広報番組の出演にも繋がった作品になりましたね。
区
おかげさまで、足立区の広報番組史上最高の再生回数1.3万回を達成することができました! ありがとうございます!
伊勢さん
前回の第13回は、中学2年生の長女に声をかけ、今の等身大の長女の気持ちを表現した作品「足で立つ。」を作りました。重いテーマだし、個人的な作品なので入賞は難しいと思っていました。特別賞をいただけて、長女との時間が改めて彩りを帯び、長女と僕にとって大切な宝物となりました。
あだワンが
人生の転換期
区
映像制作の仕事は元々やっていたんですか?
伊勢さん
グランプリを獲るまで動画の仕事は全くやってなかったんですよ。様々な出版社の本を作るのが基本的な仕事(編集プロダクション)で、ひたすらに雑誌や書籍の編集者として働いてきました。あだワン受賞をきっかけに、自分からPRできるようになって、動画の仕事や相談をいただけるようになりました。やっぱり何かのグランプリって大きいですから。
区
あだワンがきっかけでお仕事の幅が広がったんですね。
伊勢さん
はい。そして、今では、古本屋兼出版社という新たな事業を始めているのですが、そこでもとある映像コンテンツを発信しはじめてます。本の仕事に携わり、さらに動画も撮れるからこそできる内容で、一応バズる予定なんですけど(笑)(「読食堂はらぺこみつけ」で検索してみてください!)
ここまでたどり着けたのってあだワンに出会ったからなんです。出会っていなければ、今までどおり本だけを作っていたと思います。「あだワンが人生を変えた」と言っても大げさではないですね。あだワンがなければ今の僕はいないんです。
ここまでたどり着けたのってあだワンに出会ったからなんです。出会っていなければ、今までどおり本だけを作っていたと思います。「あだワンが人生を変えた」と言っても大げさではないですね。あだワンがなければ今の僕はいないんです。
絶対的な
登竜門
区
映像関係の学校で学んだことと、あだワン作品を作ることって違うものですか?
伊勢さん
まったく異なると思います。学生時代って自分が撮りたいものを撮るものだと思うんです。あだワンは、足立区のCMを作ってくださいっていう仕事だと思っています。区が求めているものを考えるからビジネス的な思考でやっていますね。足立区のあらゆる情報を調べて、それを1分に凝縮しないといけない。過去作品やCMなどを研究して構成を考えるので、すごく勉強になりますし、映像以外の分野にも生かすことができると思います。もちろん、映像を目指す人にとっては、絶対的な登竜門だと感じているのでやらない手はないですね。
とにかくまずは一度エントリーしてみること、それで何かが変わるはずです。僕自身、第9回で入賞できなかった悔しさが翌年以降の原動力になり、グランプリを受賞できました。一緒にチャレンジしましょう!
とにかくまずは一度エントリーしてみること、それで何かが変わるはずです。僕自身、第9回で入賞できなかった悔しさが翌年以降の原動力になり、グランプリを受賞できました。一緒にチャレンジしましょう!
伊勢新九朗さん PROFILE
1981年東京都生まれ、足立区在住。
日本映画大学卒業。雑誌や書籍、動画の編集プロダクション「伊勢出版」及び古本屋兼出版社である「古書みつけ」代表。
あだワンへの応募はもはやライフワークとなっている。
第10回 グランプリ作品
第11回 グランプリ作品
第12回 向井宗敏監督賞作品
第13回 審査委員会特別賞作品
足立区広報番組
あだちの“おいしい給食”
〜宇宙人くん、
日本一のヒミツを知る〜
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足立区(以下、区)